古民家再生 #1「納屋の片付け」
築80年の古屋となると、やはりいろいろな所が痛んでいてリノベ無しでは住めそうにありません。雨漏りの跡や壁にひび割れなどもあり、あっちこっち修理が必要のうえ設備も古いため、これを機に快適な住まいに蘇らせようと思っています。
そうは言っても、何から手を付けたつけたらいいか…、皆目上手く段取りできません。そこで、先ず手始めに残されたままの膨大な量の物を出せるよう、納屋前の草木を伐採して物置き場を作り仕訳できるようにしました。
いざ始めると、出るわ出るわ、昭和初期の農機具から当時の日用品まで産廃トラック3〜4台分になりました。最初は、宝探しのようなわくわく感いっぱいでしたが、余りの多さとややゴミ捨て場気味になっていたのには少々嫌気がさしました。しかし、終えてしまった今は爽やかな気分で、宝物は出ませんでしたが楽しい作業でした。
引き続き漬物小屋に着手し重い漬物樽を一つ一つ外に出していったら、奥の物陰に先住者らしきアナグマ(子ども?)がじっと眼を光らせ動きませんでした。突然の住処荒らしにびっくりしている様子で、互いにそのまましばらく見つめ合いました。その後、アナグマ君は慌てて外へ出て行ってくれました。何だか少々、悪いような気のしました。
さて、物整理中最も大変だったのが、何十年も中身の入ったまま放置された5〜6個の漬物樽で、その中身の処分でした。樽を開けるのが怖く、そしてどう処分したらいいのか困惑しましたが、結局庭の一角に大きな穴を掘って入れ大量の水を掛けて埋めました。しばらくの間この辺りは、何も育たないかも知れません。
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