里山生活 #2「青梅の収穫」
古民家裏庭には、大きな梅の木2本があり花の時期にはメジロたちが群れて賑やかでした。お陰で沢山の青梅が実り、これから本来の自家製梅干し作りができそうです。
私の子どもの頃は、青梅をそのままかじって食べていた時代で、私も酸っぱいのを我慢して食べるのが大好きでした。毒だったことが後になって判り、すでに遅しです。また、梅干しづくりの土用干しの最中、柔らかいシワシワになった青梅が美味しく、母親の目を盗んで食べていました。しょっぱい味がしなくなるまで、種を舐めたものでした。
さて、初めて迎えた里山の古民家の春、暖かい日差しと共にいろいろな草木の芽吹きを楽しむことができました。可憐な水仙の花から始まり、その群生した花を足元に椿の木が次から次へと色違いの花を付けました。そして大きな梅の老木(2本)が、引き続き樹全体を薄ピンクに染め、メジロやヒヨたちを花の蜜で誘っていました。その様子たるや実に賑やかではしゃぎ回り、花から花へ楽しそうにのびのびと飛び回っていました。そんな自然な光景を庭で身近に見られるようになり、里山で過ごせる喜びを噛み締めています。
我が家の梅木の品種は定かではないですが、スーパーなどに並んでいるものに引けを取らず枝いっぱいびっしりと実りました。6月下旬、梅雨明けとともに文字通りの青梅収穫時期になりました。収穫の方法は至って簡単、梅の木の下にブルーシートを敷き、裏山から切り出してきた竹竿(約4m)で梅の木全体を叩いて落とすというやり方でした。お隣のTご夫妻のご指導を受けあっという間に終わり、ざっと3斗ほど収穫できたようです。
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