無念!日本ミツバチの逃去
私はこれまで街中に巣箱を置いていましたが、今春から里山に移しました。小高い自然林の山を背にし眼下に田圃の広がる、石垣の上の古民家の裏庭の一角です。実は、この田圃に近いということが気になりながらも、古民家リノベの目処がついたことから巣箱を置きした。現在の農業ではどうしても致し方ないことかもしれませんが、特に稲の穂が実った頃に大々的な殺虫剤がヘリで散布されるようです。
巣箱を置いた当初(4月の分蜂時期)から春夏季はなんら心配事なく。スズメバチの襲来もなくすこぶる順調に個体数を増やしダニの寄生もありませんでした。9月に入り、早目に1回目の採蜜をした方が良いのではと中の様子を見てみたら、巣門のすぐ上の継箱まで巣が伸び蜂たちがウジョウジョでした。やっぱり自然の里山は凄いなあ、とすっかり安心し切っていた矢先でした、突然群れが姿を消してしまいました。
懸念されていたことが、現実に…。気付くきっかけは、いつも巣門の辺りに数十匹群がっていたのがすっかりいなくなり、数匹だけがたまに出入りするようになっていました。あれ?と不吉な予感!次の日、家内とスマホで巣箱の中の様子を見てみたら蜂たちの姿はなく、巣だけが残されていました。そして、数匹の蜂だけがいました。予感は的中⁈ 残されていた巣には少しだけの蜜が残されていました。
知り合いの養蜂家の方のアドバイスによると、8月の農薬散布対策として、前もって散布情報を提供をしてもらい一時的に巣箱を避難させるか、巣門を閉じて3日間ほど外に出れなくするとのことでした。このネオニコチノイド系の農薬は養蜂家にとって悩ましいようです。
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